日常清掃(daily cleaning)

日常清掃とは 【毎日・週・月】 に数回決められた時間内において定期的に行う清掃のことをいいます。
弊社は絶えず先進技術を取り入れハイスキルなスタッフによりお客様の大事な資産の環境衛生維持に努め、いつも快適で清潔な職場環境を提供いたします。

【日常清掃の作業】

清掃の標準仕様は、主に建物のゴミ・吸殻回収 廊下・階段・エントランスなどの掃き拭き清掃 トイレ清掃 外回り清掃などで構成されます。

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仕様書、ワークスケジュールを綿密に作成後お客様に提出、承諾を得てニーズにあったスタッフを派遣・紹介いたします。

(清掃スタッフが能率よくスムーズに作業できるまで本社管理スタッフが責任をもってバックアップ体制をとり敏速に整備していきます!)

日常清掃(daily cleaning)

インスペクションとヒアリング・・・
私どもの本部からの日常管理技術指導員による現場の品質・人員管理の検査を定期的に行います。
あわせてお客様へのヒアリングを実施して作業現場の品質の維持向上に努めます。

日常清掃(daily cleaning)

定期清掃(regular cleaning)

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定期清掃とは週・月・年単位の周期で定期的に行う清掃のことをいいます。

建物の設備環境や素材又は汚れ具合によって多種多様な清掃方法・周期に分けられますが、一般的に床面洗浄・ワックス仕上げ、窓ガラス清掃カーペットクリーニング、空調設備清掃(フィルター、アネモ、ガラリ)、照明器具清掃などを年間予定に組み入れ作業していきます。

作業実施日の設定は主にお客様と綿密に打ち合わせをさせて頂き、安全管理危機管理を徹底して作業を遂行いたします。

床面清掃

化学床(塩ビシート、Pタイル、リノリュウムetc)

主に建物内部に使用されている素材で、階段・通路・事務所内などに多く見受けられます。

清掃方法は標準的にまず始めに清掃する箇所を掃除機等にてゴミ回収、除塵をしたあと床材にマッチした洗剤(中性)を適当な希釈倍率で薄めたものを床面に散布し、ポリッシャーなどで洗浄後汚水を回収モップにて水拭きを丹念に行います。

床面が充分に乾燥した後で専用ワックスを2層ないし3層塗布を行い、送風機等にて乾燥後、移動した什器備品等を所定の位置に戻し整理整頓し完成とします。

※マンションなどの通路等で多く使用されているノンスリップ系床材は機械洗浄だけでなく高圧洗浄も行います。   

石材床

主にビル・マンション等の玄関周り、エントランスに使用されている床材で、大理石、御影石、磁器タイルなどが多く使われています。

弊社では石材の特徴、汚れ具合を調べ最良のメンテナンス方法を提案。高度なスキルをもって御奉仕させていただいております。

清掃方法は清掃箇所周りに清掃中パネルを配置して安全確保を図った後作業範囲において掃除機・自在箒等にて除塵を行います。

床の汚れ具合に応じて石材専用洗剤を一定の割合にて希釈し、モップ等を用いて塗布します。コーナーなどの隅擦りをし、状況に応じタイネックスブラシ・ナイロンブラシを使い分け装着したポリッシャーもしくは場所によっては高圧洗浄機を使用して石材をムラのないよう洗浄し汚水をウエットバキューム等にて回収します。モップ等にて純水拭きをし、乾燥後片付けをします。
※石材によっては石材専用ワックス、コンクリートシーラーなどを塗布するケースもございます。

カーペットクリーニング

カーペットクリーニングに当たって今日多くの清掃方法がありますが弊社はカーペットの置かれている環境、汚れ頻度を細分にわたって見極め提供いたします。
清掃方法は水を使用できる場所か水をあまり使用できない場所かによって技法が大別でき、以下のようになります。

水をあまり使用できない箇所のクリーニング

OAフロアやウィルトン等のカーペットなど水を濡らしすぎるとOA機器や配線に悪影響を及ぼしたり、縮みをもたらしたりするので注意がひつようです。

1.ドライ工法(パウダークリーニング)
2.セミドライ工法(ヤーンパッドクリーニング)
3.セミウエット工法(ドライフォームクリーニング)

※このなかで2のセミドライ工法は私どもが現在事務所ビルなどで最も多く利用している技法です。(通常ポリッシャーを使用してカーペットの汚れを綿パッド又は合成樹脂パッドに吸着させる方法です。噴霧器によりカーペット専用洗剤を合成樹脂パッドに吸着させる方法です。床に散布してクリーニングを行い、しみ抜きも同時にいたします。)

水を使用できる個所のクリーニング

水洗いが可能なカーペットのケースは上記の1〜3の技法にさらに以下の工法が上積みされて幅広いクリーニングができ衛生的にもかなりの効果が期待できます。

4.エクストラクション工法(ワンステップ方式)
5.ロータリーシャンプー工法(ツーステップ方式)
6.スチーム工法

※5のシャンプー工法がポピュラーですが、(カーペット用ブラシを装着したポリッシャーにてシャンプー洗剤洗いをし、エクストラクターにより充分リンス洗浄をする)最近ではスチーム工法(高温高圧スチーム噴射と瞬時にバキューム作業)の依頼が乾燥時間の短縮等の理由によりホテル・劇場・スポーツジム施設などを中心に多くなりつつあり弊社のお勧めのカーペットクリーニングです。

◆カーペットの基礎知識

種類

種類 パイル 構成
織物 手織り 緞通(ペルシャ緞通・中国段通・トルコ段通) 有り 糸と糸
機械織 ウィルトンカーペット(イギリス) 有り 糸と糸
アキスミンスターカーペット(イギリス) 有り 糸と糸
刺繍 フッグドラグ 有り 糸と基布
タフデッドカーペット(一般家庭向け) 有り 糸と基布
縫い付け チューブラグ 無し
プレデットラグ 無し ぼろ布
接着 フロックカーペット 有り 繊維と布糊
圧縮 コードカーペット 無し 繊維と糊
ニードルパンチカーペット 無し 短繊維と布
編み物 ニットカーペット 有り 糸と糸

素材

ウール 衣類用の羊毛より厳しい環境下で育成されているため毛が太く硬い。
弾力性・保温性・撥水性・耐久性どれをとっても最高峰のカーペットです。
燃えにくく焼け焦げ跡も目立たないのも特徴。
ナイロン 耐久性・耐磨耗、耐薬品性に優れている。
燃えやすいのがデメリットだが値段は手頃価格で事務所、ホテルなどに 普及している。
アクリル 弾力性、復元性に優れ、発色性もよくカラフルに演出できるメリットが。
防火性が低いのと汚れやすいのがのが欠点。
ポリエステル 耐光性、耐薬品性に優れ合成繊維の中で一番軽量だが、弾力性・発色性 はやや落ちる。濡れても乾きやすい特質もある。
レーヨン 生産量は群を抜いている木材パイルからの再生繊維。
耐久性・防火性などは他の繊維より劣るが染色性はよく値段も安い。

◆施工工程(クリーニング工法)

【スチーム】スチーム工法

1 概要 ケミカルと高温洗浄器との組み合わせによる高温洗浄システムです。
2 作業工程 ドライバキューム→前処理剤散布・しみ抜き→高温高圧スチーム洗浄同時
に汚水バキューム処理→目立てブラシににてパイル調整
3 メリット 比較的短時間で乾燥。洗浄力に優れている。作業工程が単純。
4 デメリット 多量に水を使用します。

【ウエット】ロータリーシャンプー工法 (ツーステップ方式)

1 概要 洗浄液を入れたタンク付きポリッシャーを用いて専用ブラシで洗浄、リン
サーにて温水や水を噴射しながらすすぎ汚水回収する方式です。
2 作業工程 ドライバキューム→前処理剤散布・しみ抜き→シャンピング→リンサーに
てエクストラクション作業→目立て
3 メリット 重汚染区域や広いスペースも均一にムラなく仕上げられます。
事務所ビル等によく利用され、クリーニングの主流をなしています。
4 デメリット 多量に水を使うので乾燥に時間がかかります。汚水も多量に排出します。

【ウエット】エクストラクション工法 (ワンステップ方式)

1 概要 専用機械を使用し、洗浄液などをポンプ圧によりジェットスプレーし汚れ
を分解しながらブラシ洗浄同時に汚水回収するシステムです。
2 作業工程 ドライバキューム→前処理剤散布・しみ抜き→エクストラクション→
乾燥、目立て
3 メリット カーペットのパイルを傷める危険性が少ない。作業時間が比較的短い
4 デメリット 乾燥に時間がかかる。

【セミウエット】ドライフォーム方式

1 概要 機械の中で発泡させた洗剤をカーペット繊維に送り出してパイルブラシ
にて汚れ等をかきあげ包み込み除去する工法です。
2 作業工程 ドライバキューム→前処理剤散布・しみ抜き→ドライフォーム→乾燥、
目立て
3 メリット 比較的汚れが軽度な場所に適している。作業が簡単で高度な技術は必要と
しない。
4 デメリット 洗浄力は強力でないのと専用機械に前後運動しかしないものがほとんどで
作業箇所が限定されてしまう。

【ドライ】パウダー方式 (パウダー)

1 概要 合成樹脂分に洗剤をしみこませたパウダークリーナーを万遍にカーペット
に散布し専用機械にてブラッシング、汚れをパウダーに吸着させる方法
です。
2 作業工程 ドライバキューム→しみ抜き→パウダー散布→ブラッシング→乾燥、
バキューム
3 メリット 水を使用しないので乾燥が速い。作業中も通行可
4 デメリット 洗浄力が劣る。重汚染区域には不適格。

【セミドライ】ヤーンパット方式

1 概要 あらかじめ専用洗剤をカーペットに噴霧スプレーし、綿パット・合成樹脂
パットなどを装着したポリッシャーで汚れ箇所をバフィングすることによ
り、汚れをパッドに吸着させる工法です。
2 作業工程 ドライバキューム→前処理剤散布・しみ抜き→ヤンパットバフィング→乾
燥→ドライバキューム
3 メリット 軽度な汚れのクリーニングに適している。水をほとんど使用しないため
短時間で乾燥します。
4 デメリット 洗浄力が劣る。重汚染区域には不適格。

ガラス清掃

いつも窓ガラスはぴかぴかに透明で綺麗でありたいもの!
弊社は清潔で快適な職場環境の維持に努めます。
低所から高所まで専門清掃スタッフにより事故を未然に防ぐ徹底した安全管理・汚水処理・お客様に喜ばれる丁寧な仕上がりをもって対応しております。

清 掃頻度は通常素通しガラスなどであれば環境にもよりますが、最低2ヶ月に1回のガラス作業が必要であります。雨や土砂、コンクリートのあく、排気ガスなど がガラス面に付着してそれらが太陽光熱で焼きついて光彩ヤケになり放置しておくと特殊な洗浄方法をもって対処するはめになり、かえって割高な予算になるの で定期的に清掃保守することをお勧めしております。

曇りガラスについては、汚れが目立ちにくいこともありますが最低半年に一度は作業が必要でしょう。

熱線反射ガラスはどのタイプも強い洗剤は使用することが出来ない為、定期的な清掃を怠ると通常の中性洗剤などで汚れを落とすことが困難になりガラス自体の寿命を落とすことにつながります。(月1回から2ヶ月に1回が目安)

尚、熱線反射ガラスは保護膜を傷つけるためガラスカッター、三枚刃、シンナーロープ・ゴンドラ・足場が必要な高所ガラス作業に大別されます。

清掃方法は建物の低所ガラス部分や内側ガラス、間仕切ガラス作業などとロープ・ゴンドラ・足場が必要な高所ガラス作業に大別されます。

低所部分、内側ガラス

お客様と作業現場の状況確認、打ち合わせをして、作業準備をします。
必要とあらば養生シートを使い洗剤、汚水の飛散によるトラブルを未然に防ぎます。

希釈したガラス専用洗剤をシャンプーにつけガラス面を洗浄後、スクイジーにて汚水を切っていきます。その後化学繊維タオル等にて水滴が残らないよう、きれいに隅々をふき取ります。

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高所部分(ロープ、ゴンドラ、移動式足場使用等)

シャンプー、スクイジーを用いて作業する仕方は低所部分と同じですが、高所はより一層の安全対策が必要となります。

【ロープ作業の必須事項】
・ヘルメット、ロリップ着用 落下の恐れがある物(携帯電話、腕時計)のチェック
・つり元(丸管等)の安全点検、ブランコ・ロープ・補助ロープの点検
・釣りバケツの点検、シャンプースクイジー落下防止(カールコード)
・歩行者及び対物の安全確保の為のパイロン、安全ロープの設置。
・誘導員(ヘルメット着用)の配置
・悪天候の作業禁止

【移動式足場の必須事項】 ローリングタワー
・ヘルメット、安全帯着用 落下の恐れがある物(携帯電話、腕時計)のチェック
・移動式足場の安全技術基準にそって組み立てをする。
作業床、枠組み構造部、脚輪、手摺等の接続は、離脱しないよう確実に結合する。
・物を持って昇降しないはもちろんのこと移動は作業者が乗ったまま動かしてはいけない。
・アウトリーガーを装着、キャスターブレーキも効き具合をチェックしておくこと。
・最大積載荷重をこえた荷重をのせてはならない。また凹凸または傾斜が著しい場所では、ジャッキの使用等により作業床の水平を保持しなければならない。
・周辺の安全確保(コーン、安全ロープ設置等)基本的に関係者以外立ち入り禁止を実行する。

ガラス清掃

照明機器清掃

現在では 事務所ビル、マンション共用部、公共施設、ホテルなどで年1回のサイクルで照明器具清掃を年間定期予定に取り入れるのが通常であります。清掃の積算は蛍光灯の汚れ具合や形式・数量などを現場調査する必要があります。

照明器具清掃は多種多様の蛍光灯ランプ、反射板やルーバー、カバーがありますのでそれぞれ形式や周囲の環境条件によって清掃方法が異なりますが、ここでは一般的に使用されている照明器具の清掃手順と注意点をあげます。

【ケース】・・・事務所内の蛍光灯

1.準備 養生シートを適切な場所に敷く(机上、什器、椅子、備品等)作
業に支障のあるものは移動しておく
清掃エリアに清掃表示板を立て周囲に注意を促す。

2.蛍光管 取り外す下方に脚立類をたて蛍光管を割らないよう注意をして
はずし、適切な場所に置く。

※カバー、ルーバー付きの場合もネジ止めされているような場合丁寧には
ずし、ネジなどの部品の紛失がないよう注意する。
↓   ↓
蛍光管を専用洗剤にて洗剤拭き、水拭き、空拭きを行う。
(カバー、ルーバーも同じ)

3.反射板 専用洗剤にて洗剤ぶき、水拭き、空拭きを行い汚れを除去する。

4.取り付け 綺麗になった蛍光管をしっかりと取り付ける。落下防止に務める

4.片付け養生シート、脚立類その他清掃資機材を片付ける。必要に応じて床の清掃を行う。

※注意点
・感電する恐れがあるので作業時は必ず電源スイッチを切って行います。
・器具の取り扱いは丁寧に!  落下破裂したりすると電球、蛍光灯はガラ
ス製品なので思わぬ怪我をしたりします。
・電球、蛍光管は取り付け時、ソケットにきちんと取り付ける。

床に散布してクリーニングを行い、しみ抜きも同時にいたします。

空調機・給排気口

空調機フィルター・給排気口(アネモ、ガラリetc)清掃

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【フィルター清掃】
フィルターの清掃頻度は通常汚れ具合によりますが、2ヶ月に1回から3ヶ月に1回実施するのが適当でしょう。
エアコンは一般家庭用、天吊り型、天井埋め込み型のタイプに分かれますがどれも高い位置にあるため照明器具清掃と同様脚立を使用します。

アモネ清掃

ガラリ清掃

ダクトの入り口のアネモやガラリは空気の出入りにともなって非常に汚れやすく、場所によっては塵だけでなくヤニや油などが付着します。
清掃頻度は最低年1〜2回のサイクルで作業するのが適当でしょう。